討議資料・見解・私学おおさか

2010/10/8
生徒獲得競争で、私学教育を歪め、壊す橋下知事、私学つぶしの
経常費助成配分基準「見直し」撤回!
大阪の私学を守る10.15府庁包囲集会
光のパレードを「怒りのパレード」に!

「私学を守れ!」の思いを胸に、集会・パレードに最大結集しましょう。未組合員や学園理事のみなさんも誘って参加して下さい。
 10月15日(金)午後6時から谷町1丁目で宣伝行動、午後7時から集会、7時35分パレード出発。

「私学経常費助成の配分基準見直し」方針は、生徒集めに「がんばる私学」「努力する学校」に助成金を集中させる、具体的には、現行の配分基準を撤廃し、生徒1人当たり27.5万円を基準に生徒数分の経常費補助金を支給する、進学・就職・クラブ活動の実績にもとづいて総合評価して加算する、というものです。このことは、「努力した」としても、生徒の集まらない私学は「つぶれてもやむなし」ということに帰結します。
 橋下知事は、私立高校授業料無償化拡充と今回の経常費助成配分基準「見直し」とのセットで「教育の質の向上が図れる」と断言していますが、知事の言う「教育の質」の内実は進学やスポーツ実績としか考えられず、如何に知事の教育観が偏狭で薄っぺらであるかが伺えます。
 今回の「見直し」は、経常費助成の本来の意味や役割を完全に否定するもので、知事の「私立高校授業料無償化」拡充構想と合わせて、私学に生徒獲得競争、成績・実績づくり競争を強い、私学を「仁義なき」サバイバルレースに突っ走らせることになるのは明らかです。
 今回の「見直し」と橋下知事が意図する学校の競争は、いくら「私立高校学費無償化拡充」をすすめても、学費値上げや私立高校の淘汰をすすめ、学校間に、教職員間に、生徒間に「勝ち組」「負け組」の格差を強制的につくり出します。それは、大阪の私立高校や高校教育から安心と信頼、教育の人間的な温もりを剥奪することでもあります。大私教はこんなひどい私学つぶしの施策を認める訳にはゆきません。
 15日の「府庁包囲・パレード」を成功させ、今後の運動をいっそう拡大し、大阪の私学と教育を守る大私教運動を前に進めましょう。







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