専門部

2010/08/06
第41回・全私研in道後温泉  第6分科会(事務現業)参加報告
☆第41回・全私研in道後温泉 参加報告

 第6分科会(事務現業)は9県20名の参加がありました。
 司会は東京・Sさん(S)と滋賀・Yさん(O)で、レポートは4本ありました。

@東京・Iさん(K)の就学支援金について
 事務職員が家庭事情にどこまで立ち入ることができるのか…という話になり、教員と連携することはもちろんですが、家庭事情は千差万別であり「すぐ目の前にいる生徒をどうしたら助けることができるのか」と涙ながらに語られたのがとても印象的でした。

A東京・Mさん(S)の財政分析について
 少子化や不況の影響で、私学の経営状況が悪化傾向にある中で、財政分析が必要であり、事務職員としてのスキルを発揮する場面ではありますが、一方で難解でもあり、簡易に財政分析が可能なデータを解説した内容でした。次回は具体的事例の解説ができればと結ばれました。

B新潟・Hさん(C)の雇用延長問題について
 定年60歳の事務職員の雇用延長について、「本人が希望すれば可能」となった取り組み事例の報告でした。とても画期的な内容でしたが、服務規程や労使協約等で明文化すべきとの意見が多く出されました。また、各職場での65歳までの雇用延長制度の確立への取り組みは今後の課題であることが確認できました。

C大阪・Sさん(O)の退職前の振り返りについて
 来年3月で定年を迎えるSさんの勤続46年間の集大成のような内容でした。就職当時の事務職員への劣悪な状況から、組合を結成し、働きやすい職場へと変化していき、現在は図書館で生徒に近い場所で働けたことについて、話されました。「今まで頑張ってきて良かった」と涙ながらに振り返ったことはもちろんですが、「私たちもそう言えるように頑張って行きたい」との感想が多く聴かれたのが、とても印象的でした。

例年より参加者やレポートの少なさという課題が露呈しましたが、ゆったりとした時間の中で、顔を見合わせてじっくりと話し合うことができ、無事に終了いたしました。

各県の交流会や研究会、さらには1月のウインターセミナーin東京または来年の全私研で元気に再会できることを祈り、閉会いたしました。








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