争 議

2011/04/08
裁判勝利に向けてのたたかいを
                  
近大泉州(飛翔館)不当解雇撤回・原職復帰裁判
3月29日14時45分から飛翔館不当解雇撤回裁判4回目の和解協議が開かれました。

この日の和解協議は短時間で終了、和解協議後、弁護士会館での報告集会で戸谷弁護士は開口一番「和解協議は実質的には今日で打ち切り」と報告しました。さらに戸谷弁護士は「学園は『この4月から(原告が)復帰できる体制はない。順調にいけば再来年度(2012年度)4月から、英語(松岡先生)は非常勤で戻す余地はある。しかし他は持つべきコマ数がない』と言っており、非常に態度は固い」と続けました。参加者から「学校は判決をもらうという姿勢なのか、金銭解決の話も出さなかったのか」と質問がありましたが、戸谷弁護士は「ともかく戻らせないという意思が表れている。(高裁で)負けてもいいとやけのやんぱちみたいな面がないではない」述べ、「一応和解協議はあと2回(4月8日、15日)日程をいれている。しかし多分和解は成立せず、5月連休明けくらいに判決ということになるだろう」と報告しました。
 
 山崎弁護士は「回り道をしたが、判決をもらって解決するという大きな流れに戻った。逆転勝利判決をどうかちとるか、そして勝利判決後控訴させない闘いをどうつくるかだ」と述べました。
 原告の山本・吉野・奥野各氏は「和解は無理だろうと思っていた。決裂は想定内のこと。勝利判決にむけてがんばる」と和解協議決裂の落胆もなく、はっきりと闘いの決意を表明、集会参加者の大きな激励の拍手を受けました。
 
 近大泉州高校理事会は2011年度9名の常勤講師を採用しています。自ら原告の戻る道を閉ざしておいて「持つべきコマ数がない」とは誠意のかけらもない言いぐさです。現在堺地裁で和解協議中の「不当処分撤回裁判」も4月5日和解協議決裂、4月26日の判決をむかえることになりました。

地裁、高裁どちらも勝利判決を得て、「控訴するな」の運動を大きく作っていく、そして不当処分撤回、不当解雇撤回・現職復帰で一日も早く近大泉州高校の民主化をかちとっていく、大私教あげての闘いが求められます。






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