争 議

2009/12/14
11月30日 飛翔館支援共闘会議第2回総会
「去年、悔しかった・・・・!!」卒業生の叫び
現在、大阪地裁堺支部で係争中の飛翔館高等学校(現 近畿大学泉州高校)における不当解雇事件は、いよいよ、12月18日判決をむかえます。

*「何言っても、高校生やからって相手にしてくれへんかった」

判決を控えた11月30日、飛翔館高校支援共闘会議の第2回総会が岸和田市の浪切ホールで開かれました。開会が午後7時からと遅い時間にもかかわらず、卒業生、在校生、保護者、退職教員、をはじめ大私教、大教組、地域の支援労組の方々160名にも及びました。
これまでの、共闘会議事務局からの活動報告、弁護士さんからの裁判状況の報告や、新たな不当処分撤回裁判の話の後、本年度の卒業生とその保護者の方が応援のメッセージを下さいました。

卒業生 
「去年、先生らが沢山居なくなったとき、理事長、校長先生らに話ししても、高校生やからって、相手にされんかって、むちゃくやしかった・・・、先生ら絶対学校に戻って。」

保護者 
「去年、こどもの話し聞いて、親が話しせなあかん思うて、やっと説明会開いたと思っても、話もちゃんとせんと理事長も校長もいなくなって、・・・先生応援しています。がんばってください。」

原告一同、力強い励ましに感激しました。また、組合分会長の新たな裁判に向けた力強い決意表明があり、総会は大成功でした。

* すべての争議の早期解決を要請する
総会に先駆け、11/25争議支援総行動において、飛翔館(現 近大泉州)高校理事会に対して、解雇事件、組合分会長・副分会長に対する不当処分などすべての争議を早急に解決するよう要請しました。そのためにも、理事会に、団体交渉による解決にこたえるように訴えました。しかし、理事長は裁判所で話をするとして、話し合い(団体交渉)を拒否しています。

近大泉州高校では佐々木敏昭理事長、向井幸三郎校長、石本修事務局長らによる問答無用の組合敵視の施策が表現の自由、組合活動の自由などを一切認めないという形で憲法違反のまま行われています。
今回の解雇も、整理解雇の名を借りた教員の入れ替え、組合つぶしを狙った不当解雇であることが裁判で明らかになりました。
同時に、整理解雇の4要件を無視した乱暴な解雇であったことも判明しました。 
憲法に守られた民主的な学び舎で、生徒が安心して学べ、教員が安心して教育に打ち込める教育条件の実現に向けて、私たち教職員組合は全力をあげて頑張る決意です。そのためにも、一日も早く不当解雇撤回と原職復帰を勝ち取るべくたたかっています。
どうか、私たちの運動にご理解とご支援をお願いします






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