公費助成運動

2011/01/06
みんなで守ろうみんなの学校12・18集会
集会アピール
1000人を超える参加者が扇町公園に集まる
たくさんの参加ありがとうございました
12月18日午後3時から、橋下府政の私学助成大幅削減・経常費助成の改悪反対「みんなで守ろうみんなの学校12・18集会」を扇町公園で生徒、卒業生、父母、教職員、理事者、全国の私学関係者、労働組合1000人を超える参加で行いました。集会終了後、「大阪の学校を守れ」「私学を守れ」と訴え、西梅田まで行進しました。


集会アピール
集会に参加されたみなさん。生徒・卒業生のみなさん。お父さんお母さん。教職員のみなさん。そして、理事会、経営者のみなさんまた、全国から応援にかけつけてくださったみなさん。私たちはそれぞれの立場で大阪府民の未来への夢、ひとりひとりみな大切な、誰一人として切り捨てられることがあってはならない子どもたちを育む場として学校をつくり、守り育ててきました。

 子どもたちが思春期、青春を過ごす学校は、子どもたちどうしが、励ましあい、また教職員と信頼しあって成長していく場です。子どもたちが競い合いの中で傷つくことなく安心して学び、親たちが安心して子どもを通わせられる学校づくりを応援するのが自治体の役割です。
 しかし今、橋下知事は、大阪の教育を、学校を、生き残り競争のバトルの場に変えようとしているのです。「人気のない学校は退場してもらう!」「小さな学校は吸収されろ!」と、私たちに向かって言い放っているのです。
 橋下知事は登場してすぐ私学助成を削りました。私立高校への補助金は10%、私立小中学校への補助金は25%もすでに削られており、今後も続きます。
 そして今、私立高校には、集まった生徒数分の補助金しか出さない制度に変えようとしています。面倒見のよい学校としての小さい学校への補助金は大幅に減ってしまいます。大きい学校だって、生徒集めに駆り立てられるのです。その結果小さい学校はなくなり、大きい学校は「学校でなくなる」のです。
 橋下知事の教育政策は、私立も公立も、学校を生き残り競争に放り込み、生徒が来ない、競争に負けた私立高校は自己責任でつぶれなさい、公立高校もつぶします、というものです。大阪の高校を減らして、安上がりの教育をすすめることです。

 進学指導、生活指導、クラス運営、クラブ活動などなど、今でも目の回る忙しさの毎日です。学校生き残りの生徒集め競争は、教職員を、子どもたちを競争に駆り立て、実績づくりを押しつけます。学校から人間らしいあたたかさを奪い取ります。子ども、保護者、教師のあたたかな人間関係はこわされます。
 今、教育、学校に求められているのは、橋下知事が言う、サバイバルに勝ち抜く非情な「力」ではなく、教職員も保護者も生徒も、共に考え、共に歩み、共に築く共同の力です。

 私たちは橋下知事の学校つぶしに反対します。一人ひとりの子どもたちに、なにものにも代えがたい価値があるように、どの私学も、どの学校も価値があります。「生徒会のみんなといろんなことを話してきたし悩んできた。この場所が大好き」「3年になってウチの学校は地域の人に理解されてるんだって思った。感動して泣きそうやった…」、私学助成署名運動に参加した生徒たちの声です。
生徒にとって学校は生きる場所、成長する場所なのです。 
 私たちは訴えます。学校に、教職員に、保護者に、子どもたちに競争を押しつけるのをやめてください。私学助成を生き残り競争の手段にしてはなりません。私立高校無償化は、国と大阪府の教育予算を増やしてすすめてください。         


2010年12月18日  「みんなで守ろう!みんなの学校 12・18集会」
                                                                                   







前の画面に戻る / TOPページへ

Copyright 2009 大阪私学教職員組合(大私教)